#20 FW 金子純平
こんにちは。
背番号20番の金子です。
卒部するにあたり、卒部する4年生全員から最後の挨拶をすることとなりました。
七帝の某大学さんのマネをするみたいで嬉しいです。
まず、ご寄付ご支援いただいたOB・OGの皆様、この場を借りてお礼申し上げます。不自由なく部活動を続けられた恵まれた環境のおかげで充実した経験をできました。頂いた恩は少しずつでも部に返していきたいと思います。
さて、ここで4年間を振り返って話していこうと思いますが、4年間とは長くも短いものでこれを書きながら感傷に浸っています。
初めてお会いした先輩方は、大学から始めたとは思えないほど上手でした。
でも、入部した僕は経験者とは思えないほど下手くそで、がっかりさせたことだと思います。
九大でホッケーをしたいと入学前から考えていましたが、先輩方を見て、ここで練習を続ければ上手くなれるんじゃないか、ってワクワクしました。
たまに、昔の練習動画を観返しますが、かなり上手くなったんじゃないかと実感します。
自惚れかもしれません。
例え、下手くそでもある言葉をずっと大事にしてきたからホッケーを続けられてきたのだと思います。
ホッケーを始めて数か月、中学時代の監督に、“下手くそでもいいじゃないか。これから上手くなることしかないんだから。”って言われたんです。
自分が上手いんじゃないかなんて思ってしまったらもう成長しないんだろうと思って、練習動画を観ては猛反省の繰り返し、ホッケー関連の動画を漁っては寝る前までイメトレ、そんな4年間でしたが、まだまだ下手くそです。
自惚れ確定でした。まだまだ上手くなりたいですから。
そんなこんなで試合には勝ったり負けたり。
FWとして6得点したこともあれば、DFとして全5失点したこともありました。
もちろん、得点は嬉しいし、失点は落ち込みます。
でも、得点も失点も、勝ちも負けも偶然とか奇跡とかで片付けるのは嫌いでした。
確か高校2年生の時に読んだ小説に、“今ある結果は全て過去の自分の選択が生む必然である。”といった一説がありました。
余談ですが、この小説は僕が2番目か3番目くらいに好きな小説です。
確かに運要素はありますが、それは当人が感じるもので、他人が言うことではないと思います。(ただし、麻雀は運が大事です。)
特に、チームメイトが得点をしたのに、たまたまやろ、なんて切実に言わないでほしいです。
彼が努力したから、彼がそこにいたから、彼だったから、極論、彼が入部してくれたから得点できた。全て理由がある必然なんだと僕は思っています。
ここまですべてが、4年間九大でホッケーを続けてきて、後輩、そしてこれからOBとなる4年生に一番伝えたかったことです。
ホッケー技術でも知識でもありません。
人前で話すのがニガテでこれまでミーティングなどの公の場ではほとんど話すことはありませんでしたが、とてもいい機会を頂いたと思います。
後輩たち、努力を怠らずホッケーを楽しんでください。僕たち4年生はこれからも応援しています。
ありがとうございました。